
まち歩きをして、防災マップを作ろう
自治体などから提供される、あなたのまちの防災マップであなた自身の身が守れるでしょうか。
2018年に起こった大阪北部地震では、小学校のブロック塀が倒れて、小学4年生の女の子が亡くなりました。
この様にまちには、危険なブロック塀や擁壁が少なからず存在し、大きな地震が起こった場合、思わぬ被害にあう可能性があります。
2018年に起こった大阪北部地震では、小学校のブロック塀が倒れて、小学4年生の女の子が亡くなりました。
この様にまちには、危険なブロック塀や擁壁が少なからず存在し、大きな地震が起こった場合、思わぬ被害にあう可能性があります。
古いブロック塀や大谷石の塀、擁壁は危険
大阪北部地震寿栄小学校
宮城県沖地震
昭和53年に発生した宮城県沖地震では、死者28人のうち18人はブロック塀、門柱等の倒壊により亡くなっています。
この地震の経験から、昭和56年には建築基準法が改正され、新しい耐震基準(新耐震基準)が施工されましたが、古いブロック塀は残されたままになっており、現代の建築基準を満たしていないものが意外にも多く見受けられます。
まちで見かける危ないブロック塀
左の写真は、大谷石の擁壁の上に立てられたブロック塀。このブロック塀には鉄筋が通っていなかったことが分かっており、大きな地震が発生すれば大変危険です。
このブロック塀はクラック(ひび割れ)が入り、透かしと呼ばれる鉄筋が通らないブロックが使用されています。このブロック塀も鉄筋が入っていないため、大きな地震が発生すれば倒壊の危険性があります。
安全なブロック塀とは
一般社団法人全国建築コンクリートブロック工業会によると、鉄筋で補強されたコンクリートの基礎の上にのっている必要があり、しかも35cm以上の根入れが規定されています。
また、塀の高さが1.2mを超えるときは、3.4m以内ごとに基礎と一緒になった控え壁が必要です。
また、塀の高さが1.2mを超えるときは、3.4m以内ごとに基礎と一緒になった控え壁が必要です。