防災講座 VOL2

2つの大震災

 

過去の災害に正しく学ぶことが重要

やはり結局のところ、「過去の災害の教訓に正しく学び、起こり得る事態に備えた人だけが生き延びた」と言えます。
現在日本人にとって、「都市直下型・家屋の耐震性」をテーマとした1時間目の授業で、2時間目の授業が「津波・広域災害、原発事故」をテーマとしていたとも考えられます。
特に、時間による風化が進む1時間目の授業を忘れかけてると思いませんか?
 

阪神・淡路大震災のイメージ

みなさんの阪神・淡路大震災のイメージは、「高速道路の倒壊・安全神話の崩壊・一面に広がる火災・自治体消防力の不足・自衛隊の出動の遅れ・・・」等ではないでしょうか。
 

阪神・淡路大震災のデータ

上のグラフは、阪神・淡路大震災で亡くなられた方の死亡原因の割合を表しています。
約80%の人は震災発生から15分以内に建物の崩壊や家具の下敷きなどにより死亡されています。
自衛隊出動の遅れも、災害時医療の不備も、死者が多かった原因ではありません。
また、火災による死者は12%で、そのうちかなりの人は倒壊家屋の下敷きで逃げ遅れたものです。
自治体の消防力の問題でもなく、なぜ出火が防げなかったか、なぜ家屋の倒壊が防げなかったか、という問題であるといえます。
 

年代別死者数のグラフでは、お年寄りと若い人の死亡が目立ちます。
特に阪神間は大学も多く、若い学生は古くて耐震性の低い家に住んでいました。
 
固定ページ:
1 2

3

4