防災講座 VOL1

阪神・淡路大震災

 

体験から考えること-意識を変えなければならない-

1.自分の想定をはるかに超える地震は起こり得る、地震災害に対する知識を持つ
2.自分が住んでいる地盤(盛土または切土)を調べる
3.自分が住んでいる家の耐震強度を知る
4.できるだけ大きな家具(たんす等)は置くべきではないが、少なくとも耐震補強を行う(段ボール箱をたんすの上に置くのが効果的)
5.自分が住んでいる家の周辺や通勤・通学路等の危険個所を知る
6.避難所や一時避難所、防災井戸等の場所を把握しておく
7.避難所までの安全な経路を知る
8.発災時の家族との連絡方法や役割分担を確認しておく
9.向こう三軒両隣、お互い様の意識が大切
 

自助:7割、共助:2割、公助1割と考える

1.消防や警察は来ないと考え、自助・共助が前提
(近隣の住民が被害住民を救えないか)
2.瓦礫を動かしたり、掘り起こしたりする機器が必要
(救助作業三種の神器「のこぎり」「バール」「ジャッキ」を常備)
3.負傷者や死者を運搬できる用具が必要
(簡易担架「毛布」「物干し竿」等)
4.通電火災を防ぐ仕組み(ブレーカー等)や消火器等が必要
 

どう対策すればよいか

■防災知識や意識の向上と周知活動
1.まち歩きによるまちの状況把握と実用防災マップの作成
2.避難介助者、弱者の把握
3.被害想定(地盤等により想定)と共助の可能性の検討
4.当面必要となる水や食料の確保
5.防災イベント(防災ピクニック、防災講座)の実施による防災知識・意識の普及と向上
 
この講座が、多くの皆さんの防災意識の向上につながれば幸いです。
次回は「東日本大震災と阪神淡路大震災」-ふたつの大震災-です。
防災士 根岸哲也
 
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